
チェックイン案内時間を半分以下に短縮。
紙の館内案内をほぼ撤廃した、霧島国際ホテルのデジタル改革
アイコニア・ホスピタリティグループの霧島国際ホテル様は、1971年(昭和46年)に開業した、霧島温泉郷を代表する歴史ある温泉リゾートホテルです。霧島連山の雄大な自然に囲まれ、名湯・霧島温泉郷ならではの多彩な湯めぐりと、鹿児島の旬の食材を活かした料理を楽しめる宿として、長年にわたり多くの宿泊客を迎えてきました。
広々とした大浴場や露天風呂で四季折々の景色を堪能できるだけでなく、ファミリー、団体、インバウンドまで幅広いゲストを受け入れる高いホスピタリティと運営力も大きな魅力です。伝統的なおもてなしを大切にしながらも、先進的な取り組みを積極的に取り入れています。
同ホテルでは、案内用紙の更新・管理業務の効率化およびチェックイン時の行列緩和を目的に、2025年4月より旅行アプリVERY、talkappi CHATBOT(多言語AIチャットボット)、および「よくある質問ページ」自動生成機能を導入しました。
導入から約9か月が経過した現在、その効果について、宿泊マネージャーの島田様と宿泊シニアスタッフの柳様にお話を伺いました。
Q: 本日はお時間をいただきありがとうございます。まず、VERYとtalkappi導入の目的についてお聞かせください。どのような課題を抱えていらっしゃいましたか。
大きく分けて、課題は2つありました。 1つ目は、ゲストに配布している案内用紙の更新・管理にかかる手間とコストでした。当ホテルでは毎月1万人以上のゲストをお迎えしており、客室数に換算しても膨大な枚数の案内用紙を配布していました。印刷単価は1枚あたり5円以上かかるため、年間で見ると無視できない印刷コストとなっていました。 ただし、課題は金銭的なコストだけではありません。50年以上の歴史を持つホテルのため、現在も段階的に施設改修が進んでおり、それに伴って館内案内の内容も頻繁に更新する必要があります。さらに、インバウンド対応として英語版の案内作成も欠かせません。 印刷物は、データ更新から発注、納品までにタイムラグがあり、常に最新情報を正確に反映させるには多くの時間と労力がかかります。情報が古くなれば使用できないため、在庫管理やバージョン管理も大きな負担でした。 2つ目は、チェックイン時の行列の緩和です。チェックイン開始時間帯には、まるで空港のようにゲストが並び、繁忙期には数十分お待たせしてしまうこともありました。チェックインにかかる時間を短縮し、ゲストをできるだけ早くお部屋へご案内したいと考え、VERYの導入を決めました。
Q: VERY導入後、これらの課題に対して効果はございましたか。
はい、非常に大きな効果が実感しました。まず、チェックイン混雑の解消を最優先事項として、案内用紙を原則廃止し、館内案内の完全デジタル化を決断しました。 もちろん、スマートフォンの利用が難しい一部のゲストには紙の案内も用意していますが、求められた場合のみお渡しする運用に切り替え、大量印刷は撤廃しました。その結果、印刷コストは大幅に削減できています。 以前は、紙を見せながら口頭で説明するため、どうしても案内が長くなり、1組あたり約10分のチェックイン時間がかかっていました。VERY導入後は、 ・予約情報の確認 ・二部制夕食の時間選択 ・朝食の場所と時間 ・浴衣・大浴場の場所、タオルの持参案内 といった必要最低限の説明のみを行い、最後に夕食時間・チェックアウト時間とVERYのQRコードを印字した名刺サイズのカードをお渡ししています。詳細な館内案内は、ゲスト自ら、ご自身のスマートフォンで確認していただく形に変えました。 この運用により、1組あたり約10分かかっていたチェックイン時間は、3〜5分程度まで短縮され、半分以上の時間削減を実現できました。![]()
Q:館内案内のデジタル化以外に、VERYに搭載されているホテルスタッフとの通話機能(内線電話)も活用されていますね。ご利用の感想はいかがでしょうか。
内線電話機能も積極的に活用しています。当ホテルは歴史が長いため、従来の内線電話機の老朽化が進み、故障が頻発していました。その都度、修理費用がかかる点も課題でした。 VERYには内線電話機能があるため、デジタル案内導入と同時に従来の内線電話を廃止し、VERYに集約しました。ゲストのスマートフォンが電話機代わりになるため、物理的な故障は起こりません。その結果、「電話機の故障」に関するクレームはなくなり、修理・維持コストも不要となりました。実際、毎日多くのゲストが内線通話を利用しており、現場でも非常に役立っています。
Q:そのほか、VERYやtalkappiを導入して良かった点はございますか。
情報更新と案内が圧倒的に楽になりました。管理画面で情報を更新するとリアルタイムで反映されるため、更新が必要な際にすぐ対応できます。改修に伴う情報変更が多い時期には、特に助かっています。そして、常に最新情報がVERY内にあることで、「説明した・していない」といった認識のズレによるトラブルも防げます。 また、ポップアップ通知やお知らせ機能も使いやすく、空調の設定方法や営業時間変更などを迅速に周知できます。今後は、イベント案内などよりポジティブな情報発信にも活用していきたいと考えています。 さらに、チャットボットや「よくある質問ページ」の自動生成機能も活用しており、電話での問い合わせは体感で約3割減少しました。滞在中のゲストの疑問解消にも役立っています。管理画面では利用データを確認できるため、ゲストが何に関心を持っているかを把握でき、マーケティング視点での活用ができる点も魅力です。
Q: これからVERYやtalkappiの導入を検討している施設へ、アドバイスをお願いいたします。
デジタルツールを導入する際は、「紙とアプリを併用する」といった中途半端な運用は、できるだけ避けた方が良いと思います。「これしかない」という環境をつくることで、ゲストもスタッフも自然と新しい方法に適応しますし、新しい客層の開拓にもつながる可能性があります。実際、当ホテルではVERYやチャットボット導入後、ファミリー利用が増えてきました。 また、ツールを単体で捉えるのではなく、アプリ・チャット・電話機能を含めたホテルサービス全体のデジタル化として考えることが、業務効率化や運営改善の面でより大きな効果を生むと感じています。
Q:最後に、VERYおよびtalkappiへの今後の期待をお聞かせください。
VERYとtalkappiの導入によって、当初の課題解決に確かな効果を実感しています。同時に、まだまだ活用の余地があるとも感じています。今後は、さらに活用の幅を広げていきたいですね。
本日は貴重なお話をありがとうございました。引き続き、talkappiとVERYのご活用をよろしくお願いいたします。

身体の芯まで癒される温泉の数々
源泉かけ流しの天然温泉を心ゆくまで堪能していただけるよう、趣の異なる10種類以上のお風呂をご用意しています。四季折々の自然を感じられる露天風呂、大切なひとと気兼ねなく過ごせる貸切風呂、デトックス効果抜群の蒸し湯まで、霧島国際ホテルならではの湯浴みをお楽しみください。

温泉情緒溢れる眺望とくつろぎの空間
間近に立ち上る湯けむり、彼方に桜島を望むロケーション。和室、洋室、和洋室などのスタンダードルームから、広々としたつくりのプレミアルームまで快適性を備えたくつろぎの空間をご用意しています。最上階「湯けむりフロア」には露天風呂付きの客室もあり、非日常のひとときをお過ごしいただけます。

厳選された食材と郷土の味に舌鼓
鹿児島が全国に誇るブランド「黒豚」「黒牛」をはじめ、厳選した地元食材の数々。ご夕食は、90種の和洋ビュッフェがお楽しみいただける「霧島湯けむりテラス」、本格的な和食を会席スタイルでお召し上がりいただける「薩摩路」と、提供スタイルの異なる二つのダイニングでご用意。目と舌で味わい、思わず笑顔がこぼれてしまうようなお気に入りのひと皿を見つけてください。

充実の”癒し空間”と”遊び空間”
館内には、思わず足を止めたくなるようなスポットがたくさん。鹿児島・霧島の特産品が揃う「霧島湯けむりマルシェ」や、旅の疲れを癒すリラックスエリアなど、居心地のよい空間が広がります。キッズパークやゲームコーナーなどお子様も楽しめるスポットも充実しています。
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